pH計メーカーの富士化学計測です。【用途例・用語解説】ORP計、濁度計、残留塩素計などの解説です。

用途例・用語解説

用途例

pH

水溶液の性質(酸性・中性・アルカリ性)を表す単位(水素イオン濃度指数)の事で一般的に0〜14で表されます。
酸性が7pH以下(炭酸水、胃液等)、中性が7pH(水道水、牛乳等)、アルカリ性が7pH以上(海水、石鹸水等)になります。
測定方法として比色法、ガラス電極方式があげられます。
比色法とはリトマス紙等でpH値を測定する方法で、ガラス電極方式とはガラス電極と比較電極の二本(複合電極)で測定した電位差をpH計で測定する方法です。

pH計(ペーハー計、ピーエイチ計)

火力発電、ボイラ、ゴミ焼却場でのpH測定や、建築土木工事、コンクリ−ト工場等の工場排水を放流する際の測定と監視等にpH計は使用されています。

ORP

酸化還元電位を表す尺度であり、単位はmVを使います。酸化とは、物質が酸素と結合する事であり、還元とは、酸化物が酸素を失う事を言います。尚、酸化反応と還元反応は一体であり、一方の反応が酸化した場合、もう一方は還元された状態となる為に、酸化還元反応と表されます。
測定方法として金属電極(金、白金)と比較電極(複合電極)で測定した電位差をORP計で測定する方法があげられます。測定値がプラス側が酸化、マイナス側が還元として表します。

ORP計(ORP計)

下水処理場の汚泥処理における、ばッき槽の工程管理や,工場での生産管理におけるORP測定。またメッキ工場でのシアン、クロムを含む廃液処理、土壌中の酸化還元電位の測定及び、還元度のコントロ−ル等にORP計は主に使用されています。

濁度

水中の懸濁物質(懸濁物質)を濁りの程度として数値で表したものです。カオリンを標準液とした場合は1リットル中にカオリンを1mg含む時に濁度1度(mg/l)とします。

濁度計(turbidity)

濁水処理装置及びスイミングプール、浄水施設で濁度計は用いられています。工事現場等の濁った水から、透明度、不純物の指標として比較的きれいな水まで、幅広い水質管理に使用されています。

残留塩素

水を消毒するため次亜塩素酸ナトリウム等の塩素剤を溶かした時に、細菌等と塩素の反応後、消毒成分として水中に残留している塩素のこと表します。

残留塩素計(残塩計)

温浴施設の浴槽、スイミングプール、浄水施設で残留塩素を測定し残留塩素濃度の制御及び水質管理に使用されます。

導電率

〈原理〉
導電率計(electric conductivity:EC)電気伝導率、電気伝導度、伝導率などともいう。
溶液の中の導電率は、その中に溶け込んでいるイオン(電解質)に依存し、金属導体と同様にオームの法則で成り立っている。溶液中では断面積が1c㎡の2つの極を1cmの間隔で対面させ、この極間に存在している溶液の電気抵抗が抵抗率でありこの逆数を導電率と言う。溶液の温度により導電率が変化し、1℃の上昇で約2%導電率が大きくなる(JIS)これを温度補償する為に、温度補償用抵抗素子(サーミスタなど)を使用し、溶液中の温度を測定し25℃の値に導電率を換算し表示させる。μS/cmの単位で表記していたが、国際単位系(SI)と整合性を持たせる為に、mS/mに改める。 200μS/cm=20mS/m

導電率計

導電率計の用途は幅広く、工業用水、工業排水、ボイラ給水、上下水、地下水や海水、雨水、河川などの混合状態などを推定する等、様々な用途で導電率計は用いられます。